生成AIからの問い合わせに関する注意喚起

全てのちいプラ利用者様への情報共有となります。

要約

人間を装った生成AIからの問い合わせが増えています。内容は丁寧で詳細ですが、一部が不正確です。

AIのトレーニングに使われている可能性が高いですが、成立している予約や、本当に予約したい可能性があるので無視できません。

人間と思って真面目に対応すると、やりとりが延々と続き、時間を浪費 します。

本書では、実際の事例(3件)を通して、時間を浪費しないためにどのような観点を持てばよいのか?を共有いたします。
(先々はシステムで「AI問い合わせ度判定」など実装して、みなさま・弊社の負担軽減をはかりますが、当面は手動で対応する必要がございます)


背景と問題点

問い合わせの送り主は、実在するお客様がAIに依頼して送らせているものと考えられます。

BOTチェックもパスします。

自然な文章なので人間からの相談と見分けがつきません。

文面は、丁寧で、詳細で、かつ正確(※)です。ですが、一部が不正確です。

(※)例えば画面名やボタンの名称、行った操作などが驚くほど正確です。トレーニングされた検査担当者レベルです。一般のお客様がこういったことを正確に書くことは稀です。

後述したように「◯◯できない」系の問い合わせは、あたかもシステムに問題があるかのように書かれて いますが、実際にはシステムには問題がありません。
真面目に調査・返信すると、同じ趣旨のやりとりが際限なく続き、貴重な時間を失います。


実際にあった事例

ここ1週間で3件ありました。いずれも海外のお客様(欧州、米国、香港)からです。うち2件は予約成立後です。

  • 予約ができない ので、メールで予約したい・・・短時間で5回同じ内容
  • 決済承諾ができない ・・・予約成立しているお客様
  • (実在しない駅まで)3時20分に迎えに来てほしい・・・予約成立しているお客様

対策/見分け方

「立て続けに同じ内容の問い合わせが来る」場合は、AIによるものと確定してよいです。無視するかどうかはそれぞれご判断ください。

判断に迷う場合は、返信時に以下のような内容を記載するとよいかと思います。(もはや失礼にあたる時代ではありません)

※AIによる不正確な問い合わせが増えて困っています。AIをご利用の場合はご本人様が内容を確認した上でご返信ください。

ほかの兆候は、複数当てはまるほど疑いが強まります。

伏字の部分は、クライアント様のみへの共有となります。弊社のクライアントこのような情報をいち早く入手することができます。無償で。

兆候判断の目安
立て続けに同じ内容の問い合わせが来る確定的
毎回、*****************有力な手がかり
問い合わせフォームには*****************有力な手がかり
登録メールアドレスが*******有力な手がかり
アクセス履歴が不自然。*******************有力な手がかり(NYANGOのみ識別可能)
メールのドメインがAI企業のものである
例: *************
有力な手がかり
文章の内容が丁寧で、詳細で、正確(ボタン名称や操作など) だが、***********
例: **************
違和感レベル
機能改良直後など本当に問題がある場合も存在

最後の部分は「本当に問題がある時もある」ので、判断に迷う場合は弊社にお知らせください。

当社の対策

長期的には、AI度判定のようなことを実装しようと思いますが、すぐにできる対策として問い合わせフォームに「 AIですか? 」という選択肢を追加しました。

これが効果あるかわかりませんが、以下のようなAIの助言を踏まえて実装してみました。

「AIに裏で指示してもAIエージェントは無視するように実装されている。」
「正確にフォーム入力するのは、AIの重要なミッションなのでまともなAIエージェントであれば、名乗るはず。」

さいごに

生成AIが進化しても、感情やリアルを伴う「おもてなし・接客の現場」はそれほど変わらないと思いますが、今回のような「問い合わせ対応」や「予約フロー」「セキュリティ」などは劇的な変化が必要になります。

弊社は、これまでの10年( クラウド対応、スマホ対応、脱大手OTA )がそうだったように、変化を脅威としてとらえるのでなく機会としてとらえて、これからの10年も変化に適応するために尽力してまいります。

引き続きよろしくお願いいたします。