NYANGOってどんな会社?ちいプラは安かろう悪かろうでは?
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はじめに
ちいプラは、地域OTA(地域特化型OTA、地域版OTA)を構築できる基盤ソフトウェアです。
モール型(地域を代表する法人が運営するサイト上で複数の地域事業者がプランを販売)で宿泊とアクティビティの両方を同一システムとして扱えるのは、ちいプラとTXJさんのシステムしかないので、多くの引き合いをいただきます。(TXJさんは海外システムのローカライズなので、国産となるとちいプラがオンリーワンです)
引き合いをいただいた後は、オンライン会議でちいプラの説明をするのですが、この時に必ず以下の疑問に答えるようにしています。
- NYANGOってどんな会社?
- 安かろう悪かろうでは?
もちろん、こんな質問を面と向かって聞いてくる方はいらっしゃらないので、聞かれもしないのにこちらから話を切りだして説明しているのです。内心、気になるでしょうし、打ち合わせに参加していない関係者に説明するときに必要になると思うので。
ちなみに冒頭の画像はこの時に利用しているスライドです。
聞かれもしないのに説明しているニャン!
で、結局のところどうなの?
ちいプラの設計・開発者は経験豊富なベテランエンジニア
一言でいえば「ご安心ください」となります。理由は「人」です。
ちいプラの設計開発者は、様々な超大手企業のミッションクリティカルなシステム開発に従事してきた業界歴20年を超えるベテランエンジニアです。大小さまざまな規模の30を超えるシステム開発プロジェクトに様々な立場で参画してきました。例えば以下のようなシステム開発に携わってきました。(ちいプラ専業になる直前の受託開発単価は15,000円/時でした。← 日ではなく時間)
- 電通が大手キャリア向けに提供するBIシステムの開発・運用・・・工期遅延を繰り返していた炎上プロジェクトを鎮火させました(開発だけでなく、マネジメントも得意)
- Brainpad(データ・マーケティングや機械学習大手)で医療ビッグデータ、アパレル、旅行代理店など技術顧問的立場で参画
- Seaos(物流ベンチャー)で、年商250億円ECのWMSの開発・運用・・・システム移行を成功させて(普通は出荷が止まるそうです)喜んでいただきました
- 東証向け高速売買システムの高機能UIの設計・開発(独自の計算式を埋め込めんだり
- 中国(上海)で日本向けITサービス会社(技術者120人)の技術部門統括(今でいうCTO)・・・開発プロセスの標準化、プロジェクト管理ツール開発、品質保証室の立ち上げなど
ちいプラを開発しているのは、経験豊富なベテランエンジニア だニャ。
ちいプラの実績
次にちいプラの実績です。ちいプラは、2016年3月に「みなたび」(南三陸町観光協会様)として稼働しました。現時点(2024年5月)で、8年経過しています。2019年から専業です。この間、利用者の声や、時代の変化を取り入れて、無数の機能強化、機能改良を重ねてきました(機能改良履歴を見る)。厳密に算出したものではありませんが、一般的なソフトウェア開発費(時間x単価)で考えると4000万円から5000万円に達していると思います。
さらに地域OTAに関する考察(アンチパターンや勝ち筋)もかなり蓄積されてきました。こういった知見もクライアントには惜しみなく提供しています。
その結果として、よく「へーーー」と驚かれるのですが、これまで導入してくださったクライアントで利用を終了した地域様はありません。ゼロです。機能はもちろん、提供料金・サポートなど、悪くない評価をいただけているようです。
もう8年間。はやいニャー
どのクライアントも、利用継続してくれてるニャ。
以上で「悪かろう」システムでないことは理解いただけたと思います。むしろ長年の経験で得た知見を惜しまずに投入した「高機能・高性能・高可用・高セキュア」な大企業が利用しているレベルのシステムと自負しています。
実際、2023年の流通額は10億円、会員数は20万人を超えていますが、なんの問題もなくサクサク動きます。(計画外の)システム停止時間もゼロでした。
さらに最新のクラウドプラットフォームを利用しているので、古い設計のシステムから乗り換えたクライアントは「ITインフラコストを半減」させることに成功しています。(古い家電を最新家電に変えると機能向上してコスト削減できるのと同じです)
実際の例/ギフト連携機能を1週間で実装
例をあげます。2024年9月に「ギフト連携機能」を実装しました。詳細はこちらです。
これは単に情報(写真とテキスト)を表示しているだけではありません。発行するギフトは付与額や付与率・端数丸め、予約日、利用日など様々な条件で発行することができます。それらを踏まえた「アルゴリズム」によって制御されます。
さらに検索条件への追加やバナー表示、使い勝手を考慮したQRコードまで自動化されてかつ運営サイドでカスタマイズ可能になっています。
この機能をゼロから実装(つまり要件確認→設計→実装→試験→マニュアル→リリース)するのに要する時間はどれくらいだったと思われますか?
NYANGOの実績は、わずか1週間です。工数ではなく工期です。工賃は無料です。
テクノロジー・ファーストなTech系企業(=優秀なエンジニアがいて裁量が大きい)以外では、3か月かつ100万円以上要するでしょう。ちいプラを採用するということは、この圧倒的な開発生産性の恩恵を享受できることを意味します。
安価な理由
最後に安価な理由も記載しておきます。このように高機能・高品質なシステムをなぜ安価に提供できるのでしょうか?理由は主に3つあります。
(1)生産性が「超」高いから
(2)間接コストがないから
(3)クライアントの成功にコミットしているから
生産性が「超」高いから
生産性が超高いです。キーワードは「内製」「一気通貫対応」「自動化・生産性ツールへの投資」「生成AI活用」です。
ちいプラは、システムに精通した自社エンジニアが開発しています。お客様と直接対話して、要件に落とし込み、設計、開発まで一気通貫に対応しています。開発を外部委託していたり、営業・設計者・開発者・運用が分業(=顧客接点が薄く知識が分断)している企業と比べると「手続きコスト、コミュニケーションコストがほぼゼロ」であるため「超」効率的です。
【余談】比較検討されることの多いTXJさんは海外製システムです。国内にはビジネス系の人だけでエンジニアはいないようです。このせいか「使いづらい」という声を伺っています。(過去にTXJさんを利用していて、弊社に乗り換えたクライアント)。海外はシンプルな部屋単位の料金体系が主体で、日本の
難解きめ細かい(人数ごとに単価が異なる、子供幼児が細分化されていてそれぞれに受け入れ可否や割引率を設定できる)料金体系とはかなり違っているのですが、国内にエンジニアがいないから対応できないのではないか?と予想しています。
また生産性に直結する開発環境・ツール類に惜しみなく投資しています。最新のCPU、大容量メモリ、高速ストレージ、トリプルモニタ、生成AIや生産性ツール(タスク管理、オンライン会議、情報共有ツール等)の有償版利用があげられます。
さらにテクノロジー活用はお手のものです。多数の自動化を実装しています。AWSという代表的なクラウドを採用しています。AWSはサーバーはもちろん、多くの機能が仮想化されており、かつプログラマブルになっており、必要に応じて迅速にリソースを増減させられます。古いやり方(=各自で物理的なサーバーを調達・設定・運用)するやり方と比較すると極めて効率的(例えばサーバ立ち上げは古いやり方では1か月かかりますがクラウドでは5分でできます)です。
さらに、生成AI(ChatGPT)の登場により、ただでさえ高い生産性がさらに向上しました。(生成AIの恩恵を受けるには「内製していること(稼働した時間でなく生み出した価値で対価を得ていること)」「AIをアシスタントとして使いこなせる高いスキルを持つ技術者であること」が必須です。NYANGOはどちらも満たしています。)
間接コストがないから(オフィス=無、広告費=無、エンジニアが顧客と直接対話)
上述したとおり、NYANGOのエンジニアは、営業・設計・開発・運用・サポートを担当できます。作業は完全リモートなのでオフィスがありません。
またオンリーワン(厳密にはTXJさんとオンリーツー)のシステムなので、お客様のほうから探してオファーしてくれます。よって広告費がゼロです。(【余談】「地域OTA」という用語が一般的になりつつありますが、数年前までは存在しない用語でした。このためリスティング広告が出稿できませんでした。仕方がないのでオウンドメディアで頑張ってきたのですが、気づいたら広告不要になってました。笑)
このように間接コストが極めて低いので、安価にサービスを提供できます。
クライアントの成功にコミットしているから
実は、以前は、初期導入費用として100万円をいただいておりました。(前述したとおり原価で4000万円以上を投入しているシステムなので、これでも「安価」「良心的」だと思います)
現在は無償化しました。さらに固定費も無償化して、成約手数料のみの「完全成功報酬」モデルに移行しました。
いくつか理由はありますが、最も大きな理由は「利用者とベクトルを揃える(利害を一致させる)」ためです。現在の提供方法に変える前は、以下のようなやりとりを繰り返していました。
利用者 > こういう機能があると嬉しいんだけど・・・
弊社 > (うーん。対応したいけど、結構、手間暇かかるな。)無償対応は難しいですね。これくらいの予算をご用意できませんか?
利用者 > うーーーん。じゃあいいです。
完全成功報酬制に移行したことによって、このような不毛なやりとりはなくなりました。あまりに特殊な要件は対応しませんが基本的にすべての要望に対応します。(優先度に応じて順次対応)
また地域OTAをやるべき理由の1つに「自主財源を獲得できる」ことがありますが、地域OTAやってない組織の多くが「自主財源」がありません。役場や特定業界の下請けのような「DMO、観光協会」は珍しくありません。
このような組織では、民間なら何ら躊躇することのない新規ドメイン取得(予算は年間1000円ちょっと、所要時間5分)でも「今年の計画にないので、予算がない。計上して、議会承認を得て、来年度に・・・」という話になってしまいます。公金や税金の使い方として正しいと思いますが、環境変化に適応するスピードが重要なビジネスにおいては致命的な遅さです。こういった現実を鑑みて「初期費、固定費無償」としています。
なお、完全成功報酬なので、導入した地域が成功してくれないとこちらも困ります。地域OTAに関する知見(アンチパターンや勝ち筋)を惜しみなく提供しますし、間違った方向にすすんでいれば苦言も呈します。要するに本気で導入地域様と接します。地域OTAをやる準備も覚悟もないと判断すれば、ちいプラは提供しません。
ここが他社さん(導入するのが目的。成果にはコミットしない)と決定的に違うところだと思います。
最後に
本稿では、ちいプラの説明を行う際に「聞かれもしないのに答えている」話題について書きました。
NYANGOってどんな会社?安かろう悪かろうでは?
という疑問や不安が解消・軽減されたなら幸いです。