ちいプラが選ばれる理由~圧倒的な開発生産性

ちいプラ(地域旅行商品販売プラットフォーム)は、地域OTA(地域型OTA、地域版OTA、観光DX)を実現するためのワンストップソリューションです。オンラインでの宿泊予約とアクティビティ予約とその管理に必要な機能を網羅しています。地域の情報発信、予約、決済、データ利活用まで一気通貫にサポートします。

はじめに

地域OTA~観光庁の表現では、情報発信・予約・決済をシームレスに行う地域サイト~を構築できるシステムは、現状ではほとんどない状況です。以下の記事でも触れていますが「地域OTA」用に設計されて、実際の運用で必要とされる機能をしっかりと実装しているシステムは、弊社のちいプラとTXJシステムしかないようです。(お客様調べ)

本記事では、比較検討の観点として「開発生産性」について述べようと思います。タイトルで「選ばれる理由」と書いてありますが、実はこの書き方は正しくありません。お客様は情報システム開発の専門家ではないので「開発生産性」を考慮に含めることはないからです。

ただし、後述したように、時代のニーズに即した機能を長くかつ安価に利用し続けるために「開発生産性」は極めて重要なことであり考慮すべきです。

したがって、正しくは「比較検討する時に考慮してほしいこと~開発生産性」となります。参考にしていただければ幸いです。

導入を検討している地域様に注目・評価していただきたいこと

地域OTA構築用システムの導入を比較検討している地域が、常に(!)見落としている重要な要件があります。

それは、当該システムの開発生産性(とそれに起因するコストパフォーマンスや長期的リスク)の違いです。 下の表は、開発生産性に直結する要素を評価したものです。NYANGO社はあらゆる要素が理想的です。ぜひ比較検討する際に確認してみてください。

#業務知識(※1)技術力顧客との意思疎通間接コスト(※2)内製
ちいプラ/内製システム〇(ない)YES
他社/外注システム発注者:〇
受注者:△
発注者:×
受注者:平均△
発注者:〇
受注者:×
×(多い)NO

(※1)宿泊予約機能、体験予約機能に加えて、複数の事業者が参画するプラットフォーム機能(アクセス権限の考慮)とCMS機能

(※2)発注者と外注先との間で行われる猥雑な作業に要するコスト(例えば、要件確認・見積もり・契約・設計書作成・仕様確認・進捗管理・納品・検収等)。
要件や仕様は、顧客から遠くなればなるほど間違って伝わる可能性が高まり、不具合・手戻りに直結する。
海外発注の場合はさらに言語や文化(常識)の壁によりコミュニケーションコストが激増して生産性・品質が大きく低下する。

実際の例/サーベイ機能を2日、ギフト連携機能を1週間で実装

例をあげます。

2024年9月に「サーベイ機能」に対応しました。予約時に任意の質問をいつくでも作成できる機能です。質問への回答形式として「テキスト」「リスト選択」「チェックボックス」が利用できます。変更したファイル数は79、追加した行数は3,652、削除した行数は28です。この対応に要した工数は僅か2日です。

2024年9月には、さらに他社システムとの連携機能である「ギフト発行機能」も実装しました。ファイル変更:131、追加行:5,163、削除行:274です。

提供するギフトは付与額や付与率・端数丸め、予約日、利用日など様々な条件で発行することができます。それらを踏まえた「アルゴリズム」によって制御されます。

さらに以下の機能が自動化・カスタマイズ可能になっています。

  • 検索条件への追加
  • バナー表示
  • 使い勝手やセキュリティを考慮したQRコードによる発行

この機能をゼロから実装(つまり要件確認 → 設計 → 実装 → 試験 → マニュアル → リリース)するのに要する時間はどれくらいだったと思われますか?

NYANGOの実績は、わずか1週間です。工数ではなく工期です。工賃は無料です。

テクノロジー・ファーストなTech系企業(=優秀な社内エンジニアがいて裁量も大きい)以外では、価値を生まない間接業務(例.Q&A、見積もり、受発注手続き)や技術に詳しくない設計書、業務に詳しくない技術者の伝言ゲームが発生します。その場合、工期は3か月、工賃は安くとも100万円以上を要するでしょう。

繰り返しになりますが、NYANGOではわずか1週間です。かつ無償です。

ちいプラを設計開発しているエンジニアは受託開発では「仕事がむっちゃ速い!」「(炎上案件を鎮火して)あなたがいなければ完成しなかった」と何度も絶賛されたほどの凄腕です。時間単価は1.5万円に達していました。

ちいプラを採用するということは、この圧倒的な開発生産性の恩恵を享受できることを意味します。

生成AIがもたらす恩恵を享受するために必要な要件(業務知識x技術力)

ただでさえ高いNYANGOの開発生産性は、昨今の生成AI革命によってさらに強化されています。理由は、生成AIという極めて優秀なアシスタントの存在です。

わずか月額20ドルで雇えるChatGPTや、そのプログラミング向けサービスであるGithub Copilot(月額10ドル)をフル活用するには、業務(地域OTA運営、宿泊予約、体験予約)と技術の両方に精通している必要があるからです。「将棋AIの打ち手を理解するには高度な棋力が必要」と言われますがそれと同じです。

業務知識と技術力を備えていることで適切なプロンプトを導くことができ、生成AIからより精度の高い結果を得ることができます。生成AIが時々出力する微妙(かつ致命的な)な間違いを察知することもできます。

ニッチな地域OTA業界で業務知識(地域OTAプラットフォームの運営 x 宿泊予約 x 体験予約)と技術力の両方を備えた人材は極めて希少ですが、NYANGOにはいます。 (ちいプラを設計開発しているエンジニアは受託開発時代に「仕事がむっちゃ速い!」「(炎上案件を鎮火して)あなたがいなければ完成しなかった」と何度も絶賛されたほどの凄腕です)

生成AI時代は内製システムしか勝たん!

さらに、生産性向上の恩恵を受けるには、「費やした時間」でなく「生み出した価値」から対価を得ている必要があります。

システム開発を外注している場合、恩恵はうけられません。

なぜなら外注先~受託開発企業~は、時間に対して報酬を得ているので、10時間の仕事を5時間で行う動機が希薄だからです。向上心のあるエンジニアにとって最新テクノロジーの採用に後ろ向きな環境は苦痛なので、優秀な人は離職します。この結果、外注先にはモチベーションもスキルも低いエンジニアだけが残ります。この悪循環によって開発生産性が低迷するのです。

NYANGO(ちいプラ)は、システムを内製していて、お客様からいただく「対価」の源泉は、投入した時間でなく生み出した価値です。同じ機能なら短時間で開発できたほうが好ましいのです。これまでも開発環境に最優先に投資してきました。例えば高性能CPU、大容量メモリ、モニタ3台といった感じです。当然、大幅に生産性向上できる生成AIは大好物です。その恩恵を最大限享受できますし、お客様に還元することができます。

生産性の差は、中長期的には「提供価格・機能・品質」の大きな差となります。

例えば、生産性の低いITベンダーのシステムは、スマホ革命やクラウド革命に追従できずに一気に陳腐化しました。古い家電製品と同じで維持費は高く、機能改良を要望すると法外な改修費を要求されます。これが理由でちいプラに乗り換えた地域・団体様が複数あります。

これからも同じ事が繰り返されます。ちいプラは10年後も使えるシステムであり続けます。

さいごに

地域OTAを実現するシステムは多くありませんが「地域OTA(っぽいこと)できます!!」と手をあげるところはそこそこの数があります。比較検討する際は、提供条件や機能に加えて、開発生産性も考慮していただきたいです。

開発生産性が重要なのは、時代のニーズにマッチした予約システムを長く、安全に、安価に利用するために欠かせないからです。生産性が低いITベンダーのシステムは、スマホ革命やクラウド革命に追従できずに一気に陳腐化してしまいました。この場合、クライアントは陳腐な機能を高額な料金で利用することを強いられます。弊社のクライアントには、そういった古いシステムからの乗り換えられた地域・団体様がいらっしゃいます。

ちいプラは、業務知識と技術の両方に精通した技術者によって内製されています。期せずして、この体制は生成AI革命によってさらなる恩恵を受けており、その果実はちいプラのクライアントに還元されます。

参考になれば幸いです。

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