地域OTAサイトのドメイン名について(既存 vs 新規)
地域OTAサイトを立ち上げる場合のドメイン名の決定方法(新規 or 既存のサブドメイン)について考察してみました。参考になれば幸いです。
弊社の推奨は、新規取得して弊社に管理委託です。既存ドメインのサブドメイン(例えば booking.example.com や reserve.example.com)も可能ですが、この場合、後述する要件を満たしていただく必要があります。
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既存ドメインのサブドメイン運用に必要な要件
以下の要件を満たしていただく必要があります。これが満たせない場合は、新規ドメイン取得をお願いいたします。
- ネームサーバーを弊社指定のネームサーバーに切り替えられる場合
- 操作例(お名前.comの例 XSERVERの例 ムームードメインの例)
- ネームサーバーを弊社指定のネームサーバーに切り替えられない場合は以下の要件を満たしていること
- 任意のDNSレコード設定(ゾーン情報)が設定可能なサービスを利用していること
- 古いレンタルサーバーでは、DKIMなど最新のシステム運用では必須の設定が不可能な場合があります。大手(XSERVER、Conoha Wing、さくらレンタルサーバー)では代替問題がないこと
- DNSレコード設定が可能なアカウント(レンタルサーバーの管理者権限が必要)情報を弊社に開示できること
- 任意のDNSレコード設定(ゾーン情報)が設定可能なサービスを利用していること
なんで、この要件を満たす必要があるにゃ?

既存ドメインはホームページで利用されていることが多いにゃ。ホームページを運用しているサービス(いわゆるレンタルサーバー)は、ホームページ用システム(大半はWordpress)に特化していて、ちいプラのような本格的な情報システム(※)は動作しないにゃ。だからネームサーバーの変更(推奨)もしくは任意のDNSレコードを追加する必要があるにゃ。

ちいプラは、AWS上に構築しています。AWS(Amazon Web Services)は国家や世界的大企業の情報システム・サービスで活用されている高機能・高性能かつセキュアなIT基盤です。

他社のデータもあるし、レンタルサーバーの管理者権限を渡すのは怖いニャ。ホームページ制作会社に運用も委託しているので、そこに依頼する方法ではダメにゃ?

ダメにゃ。ホームページ制作会社は、情報システムの知識はないにゃ。DNS・ネーム―サーバ―、DNSレコード・ゾーン情報、SFP、DKIM、DMARC、各種CNAMEとか言われてもなんのことかわからないにゃ。DNSレコード設定はプロには簡単で一瞬で終わる作業だけど、素人は意味も手順もわからないにゃ。こちらから手順を教えるのは時間がかかるし、素人が操作すると設定を間違えることがあるニャ(過去に発生)

あとDNSの設定は簡単だけど、間違えると致命的(例.サイトが表示されない、メールが届かない)なので、プロが操作する必要があるニャ。(実際、任せたらトラブルが発生したニャ!!💦)

他にも理由があります。例えば、ちいプラではセキュリティ向上策の1つとして、管理サイトは海外アクセス禁止しています。レンタルサーバーのDNSにはこの機能はありません。また海外アクセス禁止している管理サイトではTLS証明書(通信暗号化)の有効期間更新時に一時的に海外アクセスを開放する必要があります。多数のサイトを運用しているので、この作業はAPIで自動化されている必要があります。「運用会社に依頼」という人力作業が入ってしまうとこの業務が破綻してしまいます。
既存ドメインを使いたい場合はネームサーバー変更を強く推奨します。

ドメイン取得・管理込みの契約になっているので、ネームサーバー変更できないにゃ。あと、DNSが古いのでデータ長の制限でレコード設定(例えばDKIMレコード)に制限があるみたいにゃ。

残念だけど、そのドメインは使えないニャ。新規に取得してくださいニャ

【ご参考】ドメイン取得・管理を含んだ契約は「Webサイト制作会社」や「レンタルサーバーサービス会社」の囲い込み策です。将来的に様々な制約に直面することになるので「ドメイン取得」は、自社で取得・管理することを強く推奨します。
ドメイン取得手続きは簡単です。更新はクレカ登録していれば自動です。管理はほぼゼロ(ネームサーバー変更は数年に1回あるかないか)です。無知につけこまれないようにご注意ください!!

何、言ってるかわからないニャい(💦)けど、NYANGOに任せる必要があるのはわかったニャ!!!
既存ドメイン活用 vs 新規ドメイン
ちいプラでは任意のドメインを使って独自のサイトを構築します。2024年6月時点では既存のサイトへの統合はできません。(ウィジェットとして事業者やプラン情報を既存サイトに埋め込むことはできますが、予約操作時はちいプラで構築した地域OTAサイトに遷移します)
考慮する観点 | 既存ドメイン | 新規ドメイン |
---|---|---|
追加料金/ドメイン取得費・維持費 | 〇(不要) | △(10ドル~30ドル/年間) |
追加料金/DNS設定・運用費 | 既存契約次第 | 〇(無料) |
メール運用 | 〇(有利) | △(不利) |
SEO(検索エンジン最適化)・集客力 | 〇 | 〇 |
初期設定の効率 | △ | 〇 |
追加料金の要否
ドメイン取得費用・維持費用
既存ドメインを利用する場合は、新規の費用が不要です。新規ドメインを利用する場合は、取得費に加えて毎年10ドル-30ドルの更新費用が必要となります。
新規ドメインを取得する場合は、レンタルサーバー系(Conoha、お名前.com、XSERVER、さくら)など様々な選択肢がありますが、高機能かつ安価な Cloudflare を推奨します。(2024年6月現在の判断であり今後かわる可能性があります)
設定運用に要する費用
新規ドメイン取得して弊社に管理委託していただく場合の運用費用は無償となります。(ドメイン代金は御社側でご負担ください)
既存ドメインを委託管理している場合、設定変更の都度、支払いが発生するような契約になっている場合があります。この場合、追加の料金が発生します。委託管理先にご確認ください。
なお、ネームサーバーを弊社管理下におけない場合は、無償提供はいたしかねますので、ご留意ください。
詳しくは、地域OTAの構築費・月額固定費の無償提供条件について をご参照ください。
メール運用
地域OTAサイトから送信するメールの送信元、問い合わせをうけつけるメールアドレス等は、地域OTAサイトのドメインと一致させることが好ましいです。
既存ドメインを送信元としたメルマガ会員が多くいる場合は、サブドメイン方式が推奨されます。理由は新規ドメインよりメール到達率が高いからです。特にdocomoは、メールSPAM判定精度が低く誤判定することが多いようです。
SEO面
SEO(Search Engine Optimize)は検索エンジン最適化のことです。検索エンジンとはGoogleやBingのことです。検索エンジンからの評価が高いほど検索結果の上位に表示されて、集客力が高まります。
新規ドメインでも既存ドメイン(のサブドメイン)でも差はありません。検索エンジンの評価基準の1つに「サイトの運用年数」があり、既存ドメインを使ったほうが有利と考えるかもしれませんが、ドメインの先頭に追加のプリフィックスを付与する場合のサブドメインとした場合は評価はリセットされます。
新規、既存ともにゼロから開始されます。既存サイトからリンクを設置(APIでデータを取得して既存サイトに事業者やプラン情報を埋め込むことも容易です)すれば既存サイトの集客力も活用できます。
初期設定の効率について
地域OTAサイトではDNSレコード設定やメールアドレス管理が必須です。DNSレコード設定は、ドメインとサーバーを紐づけるAレコード設定や、SPF、DKIM、DMARCといったメール認証系の設定、CDN用の証明書発行等のために必須です。
一度、設定してしまえば、頻繁に更新するものではないので、新規でも既存でも構いませんが、初期設定時には効率の差があります。
新規ドメイン取得して弊社に管理を任せていただけると最速で設置・運用ができます。かつ正確です。
既存ドメインを自社管理していたり、他社委託している場合は、弊社の依頼で作業することになります。多くの場合、Web制作会社(Wordpressを使って)に委託していることが多いですが、Web制作会社様は、DNS設定のようなシステム系の知識・スキルはないので、やりとりに手間取ったり、不正な設定(SPFレコードについて既存レコードを変更する必要があります)を行ってしまうリスクがあります。管理者アカウントを弊社に提供いただくことが効率的にも品質的にも推奨されます。
ドメイン候補
ドメインの候補です。参考にしてください。
既存ドメインのサブドメインとする場合
ドメインの先頭に<<任意の名称.>>を付与するパターンです。
- booking.<domain>
- reservation.<domain>
- reservations.<domain>
新規取得する場合
以下が候補となります。すべて com にしていますが、jp、co.jp、net、orgなど任意です。
- 地域略称-adventures.com
- 地域略称-booking.com
- 地域略称-escapes.com
- 地域略称-experience.com
- 地域略称-experience.com
- 地域略称-enjoy.com
- 地域略称-getaway.com
- 地域略称-holidays.com
- 地域略称-hub.com
- 地域略称-journey.com
- 地域略称-journeys.com
- 地域略称-ota.com
- 地域略称-more.com
- 地域略称-reservations.com
- 地域略称-tour.com
- 地域略称-tourism.com
- 地域略称-tours.com
- 地域略称-travel.com
- 地域略称-travelguide.com
- 地域略称-trip.com
- 地域略称-vacation.com
- 地域略称-vacations.com
- scover-地域略称.com
- enjoy-地域略称.com
- explore-地域略称.com
- travel-地域略称.com
- more-地域略称.com
参考/予約を意味するbookingとreservationの違い
一般的な日本人は「予約」の英語表現として「Reservation」を思い浮かべる傾向がありますが、旅行の文脈では「Booking」のほうがより適切のようです。
# | booking | reservation |
---|---|---|
概要 | 主に、旅行、宿泊、イベント、アクティビティなどの予約 | 主に、レストラン、ホテル、会議室、座席などの予約 |
解説 | 飛行機のチケット、ホテルの部屋、ツアー、アクティビティなどの予約に使われます。 | より広範な文脈で使用されることが多く、レストランの席、ホテルの部屋、特定のイベントの席などの予約に使われます。 |
文例 | “I made a booking for a city tour.” “You can book your flight online.” | “I have a reservation for dinner at 7 PM.” “We reserved a conference room for the meeting.” |
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