地域OTAサイトのドメイン名について(既存 vs 新規)

地域OTAサイトを立ち上げる場合のドメイン名の決定方法(新規 or 既存のサブドメイン)について考察してみました。参考になれば幸いです。

弊社の推奨は、新規取得して弊社に管理委託です。

既存ドメイン活用 vs 新規ドメイン

ちいプラでは任意のドメインを使って独自のサイトを構築します。2024年6月時点では既存のサイトへの統合はできません。(ウィジェットとして事業者やプラン情報を既存サイトに埋め込むことはできますが、予約操作時はちいプラで構築した地域OTAサイトに遷移します)

考慮する観点既存ドメイン新規ドメイン
追加料金/ドメイン取得費・維持費〇(不要)△(10ドル~30ドル/年間)
追加料金/DNS設定・運用費既存契約次第〇(無料)
メール運用〇(有利)△(不利)
SEO(検索エンジン最適化)・集客力
初期設定の効率

追加料金の要否

ドメイン取得費用・維持費用

既存ドメインを利用する場合は、新規の費用が不要です。新規ドメインを利用する場合は、取得費に加えて毎年10ドル-30ドルの更新費用が必要となります。

新規ドメインを取得する場合は、レンタルサーバー系(Conoha、お名前.com、XSERVER、さくら)など様々な選択肢がありますが、高機能かつ安価な Cloudflare を推奨します。(2024年6月現在の判断であり今後かわる可能性があります)

設定運用に要する費用

新規ドメイン取得して弊社に管理委託していただく場合の運用費用は無償となります。(ドメイン代金は御社側でご負担ください)

既存ドメインを委託管理している場合、設定変更の都度、支払いが発生するような契約になっている場合があります。この場合、追加の料金が発生します。委託管理先にご確認ください。

なお、ネームサーバーを弊社管理下におけない場合は、無償提供はいたしかねますので、ご留意ください。

詳しくは、地域OTAの構築費・月額固定費の無償提供条件について をご参照ください。

メール運用

地域OTAサイトから送信するメールの送信元、問い合わせをうけつけるメールアドレス等は、地域OTAサイトのドメインと一致させることが好ましいです。

既存ドメインを送信元としたメルマガ会員が多くいる場合は、サブドメイン方式が推奨されます。理由は新規ドメインよりメール到達率が高いからです。特にdocomoは、メールSPAM判定精度が低く誤判定することが多いようです。

SEO面

SEO(Search Engine Optimize)は検索エンジン最適化のことです。検索エンジンとはGoogleやBingのことです。検索エンジンからの評価が高いほど検索結果の上位に表示されて、集客力が高まります。

新規ドメインでも既存ドメイン(のサブドメイン)でも差はありません。検索エンジンの評価基準の1つに「サイトの運用年数」があり、既存ドメインを使ったほうが有利と考えるかもしれませんが、ドメインの先頭に追加のプリフィックスを付与する場合のサブドメインとした場合は評価はリセットされます。

新規、既存ともにゼロから開始されます。既存サイトからリンクを設置(APIでデータを取得して既存サイトに事業者やプラン情報を埋め込むことも容易です)すれば既存サイトの集客力も活用できます。

初期設定の効率について

地域OTAサイトではDNSレコード設定やメールアドレス管理が必須です。DNSレコード設定は、ドメインとサーバーを紐づけるAレコード設定や、SPF、DKIM、DMARCといったメール認証系の設定、CDN用の証明書発行等のために必須です。

一度、設定してしまえば、頻繁に更新するものではないので、新規でも既存でも構いませんが、初期設定時には効率の差があります。

新規ドメイン取得して弊社に管理を任せていただけると最速で設置・運用ができます。かつ正確です。

既存ドメインを自社管理していたり、他社委託している場合は、弊社の依頼で作業することになります。多くの場合、Web制作会社(Wordpressを使って)に委託していることが多いですが、Web制作会社様は、DNS設定のようなシステム系の知識・スキルはないので、やりとりに手間取ったり、不正な設定(SPFレコードについて既存レコードを変更する必要があります)を行ってしまうリスクがあります。管理者アカウントを弊社に提供いただくことが効率的にも品質的にも推奨されます。

ドメイン候補

ドメインの候補です。参考にしてください。

既存ドメインのサブドメインとする場合

ドメインの先頭に<<任意の名称.>>を付与するパターンです。

  • booking.<domain>
  • reservation.<domain>
  • reservations.<domain>

新規取得する場合

以下が候補となります。すべて com にしていますが、jp、co.jp、net、orgなど任意です。

  • 地域略称-adventures.com
  • 地域略称-booking.com
  • 地域略称-escapes.com
  • 地域略称-experience.com
  • 地域略称-experience.com
  • 地域略称-enjoy.com
  • 地域略称-getaway.com
  • 地域略称-holidays.com
  • 地域略称-hub.com
  • 地域略称-journey.com
  • 地域略称-journeys.com
  • 地域略称-ota.com
  • 地域略称-more.com
  • 地域略称-reservations.com
  • 地域略称-tour.com
  • 地域略称-tourism.com
  • 地域略称-tours.com
  • 地域略称-travel.com
  • 地域略称-travelguide.com
  • 地域略称-trip.com
  • 地域略称-vacation.com
  • 地域略称-vacations.com
  • scover-地域略称.com
  • enjoy-地域略称.com
  • explore-地域略称.com
  • travel-地域略称.com
  • more-地域略称.com

参考/予約を意味するbookingとreservationの違い

一般的な日本人は「予約」の英語表現として「Reservation」を思い浮かべる傾向がありますが、旅行の文脈ではBooking」のほうがより適切のようです。

#bookingreservation
概要主に、旅行、宿泊、イベント、アクティビティなどの予約主に、レストラン、ホテル、会議室、座席などの予約
解説飛行機のチケット、ホテルの部屋、ツアー、アクティビティなどの予約に使われます。より広範な文脈で使用されることが多く、レストランの席、ホテルの部屋、特定のイベントの席などの予約に使われます。
文例“I made a booking for a city tour.”
“You can book your flight online.”
“I have a reservation for dinner at 7 PM.”
“We reserved a conference room for the meeting.”

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